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「そうだよ。日本のIT企業は東京の渋谷や六本木の他、大都市圏に事務所を構えているだろう。でも、それって。私達IT技術がありませんって、宣伝しているようなもんなんだ」
「へ〜。そうなんだ」
「IT企業って、ほざいてるわりには、今時電話営業やってるからね」
「話は変わるが。そう言えば最近、何か、YahooJapanとGoogleが提携するってニュースで言ってたな。そしたらシェアを90%近く独占するんだろう」
「う〜ん、あれだな。日本のマスコミやITジャーナリストは名ばかりで、アホばっかだからね。実のところを言うと、1次トラフィック90%弱かな」
「1次トラフィック?」
「1次トラフィックって言うのは、ユーザが始めてインターネット検索をする数字で、2次トラフィックって言うのは、1次トラフィックから中小検索エンジンに飛んで検索する数字だよ。日本国内の検索エンジンの数は大・中・小合わせて最低数万サイトくらいあるといわれてるんだ。
その数に比べたらYahoo!もGoogleも小規模検索エンジンにすぎない。昔は検索エンジン自体が少なかったから1次トラフィックを優先させなければいけなかったけど、00年代に入ってからは、2次トラフィック。特に専門サーチエンジンにユーザーが傾きコロニーが出来たんだ。それ以前にYahoo!やGoogleなんかが出している数字なんて信頼性がないだろう」
「ふ〜ん。そうなんだ。何か分かったようで、分からないな」
「本当は、Yahoo!もGoogleサブプライムショックでアメリカや日本企業のマーケティングコストが落ち込んだので、お互い協力しましょうっていうのが本音だろうね。まあ、あれだよ。あまりマスコミやシンクタンクの言う事を鵜呑みにしない方がいいよ。
だいたい自分で最低、中規模程度の検索エンジンも運営していないような奴らが、ITジャーナリストやSEO対策会社を名乗り、詐欺まがいな事をやって飯食ってんだからね」
「そうか。いや、ウチもネットショップを出そうと思ってんだけど…。お前、手伝ってくれないか?」
「まあ、出来る範囲で協力するよ…」
「良かった。お前が手伝ってくれると心強い」
「いや、そうでもないけど…。ここ3ヶ月程度パソコン、イジってないんだよね」
「そうか。だが、何か面白くなりそうだ。そう言えば、今日のお前の取り分をまだ渡してなかったな。ほら、受け取れ」
「ありがとう。でも随分多くないか?」
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