[携帯小説 COLOR]
→【オススメ】←
人気携帯サイト
「う、思ったより美味いね」
というか、最近何か横着になり、怠け者になってきたな。
そろそろ、軌道修正するか。
「リカチンよ。今日、日曜だし服でも買いに行こうか?」
「え、ほんとに。え、え、買ってくれるの?」
「う〜〜〜。本当は、こういうの苦手なんだけど、ワタクシ最近無性にあなたに甘えさせてもらっていますので、今日はご奉仕いたします」
「やった。じゃあ、表参道に行こう」
「表参道って、表参道ヒルズがあるとこだよね?」
「そうそう、そうだよ」
「人ごみ苦手なんだよね」
「そう言わずに、行こうよ」
僕らは、食事が終わると身支度を済ませ、マンションを後にした。
電車に揺られ、原宿まで出ると駅を出て表参道に向かった。
結構おしゃれな店が多いな。
理香は、僕に目もくれず、急ぎ足で店を探している。
彼女が突然ある店に入ったので、僕も彼女の後に続いた。
理香は、相変わらず無言で、洋服をあれこれ物色している。
そして、お気に召さなかったのか突然店を出るとまた無言で歩き出した。
店に入っては出てを繰り返すこと5回。やっと、彼女が口を聞いた。
「ケンちゃん、これが欲しいんだけど〜」
「うん、分かった。でいくらするの?」
「6万9800円だよ」
[←][HOME][→]
携帯検索エンジン
→【i-word.jp】←
(C)COLOR