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「ありがとう、手間かけたね。このまま受注できそうな感じだけど、万が一に備えて準備しておいてくれ。もし価格の件で、クライアントがゆらいだら、佐藤君が作ってくれたスーパープライスの見積もりをぶつけて、仕事をもぎ取る。それよりも、ありがとう。ビジネスモデル特許の出願に手を回しておいてくれたんだってね」

「ええ、まあ。法務関係は、僕の専門ですから。ビジネスモデル特許だけじゃなくて、関連する分野の特許も全部出願してあります。もちろん商標権も」

「助かったよ。こうやって公の場で情報を公開すると、特許が取れなくなるのは知らなかった。もうちょっとで莫大な利益を逃すところだった」

「例外はありますけどね。どのみち全て固めてありますから、完璧ですよ」

「これで、たこ焼き屋のお姉ちゃんにプロポーズできるな」

「はい、こうなったら是が非でもこの仕事落としますよ。クライアントから質問があったら、まかせてください」佐藤は、そう言うと、得意そうに眼鏡を人差し指で押し上げてみせた。

完全に脱力した。しかし助かった。DVDが到着しなかったらどうなっていたことか。

暗い会場に僕らの企画映像が流れ、それに合わせて、時々京介が細かい説明をした。

「さて、質疑応答ですね。僕も気合入れないと」

佐藤は一人で意気込んでいる。メルアド教えてもらう=結婚の話は、少し避けようと思った。


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