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ルーキー


部屋の片隅でアマデウス・モーツァルトのピアノソナタ第11番が小さく鳴り響く。

ゆっくりと目を開け、窓際まで行くとカーテンを開けた。

まぶしい、朝日が目の中に飛び込んで来くる。

もう、7時か…。

とりあえず、パンでも食べるか。

そう思ったが、よく考えると、この部屋には食材らしきものは何一つない。

当然だ。

昨日、帰ってきたばかりで、食材を買う暇なんてなかったからな。

当たり前だが、冷蔵庫の中には何も無い。

しょうがないので外着に着替え、5分位歩いたところにあるコンビニに行き、パンと缶コーヒーを買って来た。

部屋に入ると、何も考えずに、ひたすらパンを食べた。

その勢いでシャワーを浴び、歯磨きをして時計を覗き込む。


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