[携帯小説 COLOR]

→【オススメ】←
人気携帯サイト


入り口付近で、女子トイレに並んでいるオバちゃん達の列が、男子トイレの方まで溢れかえっている。

どうやら、あの観光バスは、このオバちゃん達を運んできたようだ。

脇目もくれず、用をたそうとしていると、数人のオバちゃん達が突然トイレに入ってきた。

「ごめんなさいね」「しつれいしーまーす」「おじゃましまーす」

彼女達は、そう言うと僕の後ろの便座のあるドアの中に入ると鍵を掛けた。

ふう〜ヤレヤレ。僕は、用をたし終わると洗面台の方に移動し、大きな鏡を見ながら手を洗った。

そして、トイレを出る瞬間にふと思った。

あのオバちゃん達がやっている事は、志村けんの変なオジサンと変わらないよな。

この国は、全く理不尽な物で、都合良く女性を擁護してきたから、女の好き勝手社会になっている。

仮に男子トイレが混雑していたからといって、男性が女子トイレに入ったら、即社会人アウトだ。

イイカゲン、イイカゲン。

ウーマンリブ、糞クラエだ。

どうでもいいが、この国の女性国会議員でまともな奴を一度も見た事が無い。

大臣になって早々何かと問題を起こしてしまう奴らバッカだ。

まともな女性は、専業主婦になるか民間でキャリアアップしてしまう。

これが、悲しい現実だ。

そう、心の中で呟くと、売店の方に足を踏み入れた。

店先には、関東一円のお土産が平積みされている。

誰かに、お土産を買ってやるあてもないので、結局店を出て自動販売機で缶コーヒーを買った。

車に戻ると、缶コーヒーを飲みながら、しばらく考えた。

別に仕事がある分けでもないし、次のインターで下に降りてゆっくり帰るかな。

コーヒーを飲み終わると、車から出てゴミ箱に缶を捨てた。

そして、大きく背伸びをすると、また車に戻りエンジンをかけた。

ゆっくりと、パーキングエリアを後にする。

また、前方にどこまでも続く長い一直線の道が広がった。


[][HOME][]

携帯検索エンジン
→【i-word.jp】←


(C)COLOR