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そして、いよいよ美森に帰る準備をする事になった。

しかし、理香がなんだか煮え切れないようだ。

どうやら、まだ東京に未練があるようだ。

そりゃあ、そうだろうな。

でも、三大都市圏で仕事に恵まれた時代はもう終わった。

もう、この町に未来はないよ。

小泉政権時代に、地方を切り捨てるグランドデザインを構築したため、三大都市圏に若者の人口が集中した。

その影響で、地方は衰退した。

これが、マスコミの見解だ。

だが、これは大手メディアの言論統制である。

実際は、都市圏の方が大打撃を受けている。

太平洋戦争の時もそうだったが、都市部は貧困にさいなまれて、どうしようもなかったが、田舎の方は貧しきながらも食料には恵まれていた。

マスコミが流している情報の中で、地方が衰退していると情報はある意味正解であり、間違いである。

つまり、地方の老舗の有力企業はビジネスモデルが劣化したり、経営者の高齢化問題が起きて経営難に直面している。ただこのような企業はもともと存続不可能な企業であり好景気であろうが不景気であろうが倒産が危ぶまれる代物だ。

地方の一般経済はマクロ経済から切り離された独自のローカル経済圏を持っている。

これで、ミクロ経済を保守できている。

残念ながら、大都市圏の大企業はグローバルネットワークとシステムリンクしているから、世界不況から抜け出す事が出来ない。

ただ、みんな心の中では理解できているが、人は群れをなす動物なので群集心理から抜け出せないのだろう。

理香もその一人だ。

壁に掛けられている時計を見た。

午後2時を回ったところだ。


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