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「ここはツイてる、ヤスオに決めてもらうか」

「また僕が?そんなこと言われても」

みんなの意見がまとまらない。無理もない。疲労もかさんできているし、なにしろ自分たちの置かれている状況がさっぱりわからないのだ。

「しっ!誰かくる」

小声でみんなに伝えると、右の方から誰かの足音が聞こえ始めた。

慌てて頭を引っ込め、足音のする方に目をやると、コンビニのレジ袋を手に持った20代前半のOLらしき女の子がこちらに向かって歩いて来る。

顔は、どことなくうつろな感じだ。

何故、こんな所を女の子が一人で歩いているんだ?

「どうした。賢一」

「ほら、女の子が近づいてくる」、

僕は、後ろにいる京介の耳元で状況を説明すると彼は小さな声で話し出した。

「とりあえず、とっ捕まえるか?ここに関することを何か知ってるかもしれない」

「いや、あれはどうみても単なる独身OLが飲み会でホロ酔いカゲンになって帰宅してるって感じだろう。間違っていたらマズイ事になるぞ……」

ヤスオが口を割る。

「ケンちゃん、もしかしたら、これって地下街の通路に出ただけかもしんないよ。だとしたらただのOLってことも充分ありうると思うんだけど」

「それはないだろう。こんな場所見たことないし。よし、とりあえず、彼女を取り押さえるぞ。前に、犬井山に行った時もメイドに化けた傭兵に危うく殺されかけたからな。二人とも取り押さえる時は注意しろよ」

僕と京介が、彼女に飛び掛り押さえつけた。

案外簡単に彼女の動きを止める事が出来た。というよりも、何も抵抗しない。


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