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もちろん、煙草の健康被害を深刻にとらえて、国民の健康増進のために動いている政府組織や民間組織もある。

ただ、それも正直なところ金がらみだ。よく考えてみたら、分かる事だ。仮に非営利であっても、なにかしらの大掛かりな活動をするとしたら、金がいる。

その金はどこから出るのか。僕たちが納める税金か、煙草を売ることで利益を得る連中に反対することで得た金だ。

なんのことはない。ダブルスタンダードを唱えることで、両方の意見を唱える人たちにお金が落ちるってことだ。

何より気の毒なのは、政治家や官僚達のプロパガンダに騙されて、狂信的な禁煙運動をしている人たちだ。

彼らは、煙草=肺ガンという公式をお題目のように唱えるけど、煙草が肺ガンを発症するメカニズムを正確に説明できる人はどれくらいいるんだろう?

もっと突っ込んでいうなら、科学者の中にも、煙草以外の化学物質がトリガーになって肺ガンを引き起こしている可能性があることを指摘している人がいることは、まず知らないだろう。

もし、煙草を吸い続けて肺ガンに罹る確率が増えるとしたら、この20年くらいの間に肺ガンにかかる人が増えたのはなぜなんだろう。

煙草は、明治時代から一般の人が吸い続けてきたし、伝統的に煙草を吸う習慣のあるネイティブアメリカン(インディアン)の人たちが肺ガンに罹ったという話は聞いたことがない。

煙草と一緒に他の化学物質が体内に入った時に、肺ガンを発症しやすくなることくらい、冷静に考えれば、素人でも簡単に想像がつく。

アスベスト(石綿)なんかがいい例だ。僕は知らないけど、昔は学校の理科の実験でも平気で使われていたらしい。アスベストは、呼吸器に深刻な健康被害をもたらす。そのことがわかったのは、つい最近のことだ。

僕たちが知らないだけで、実は深刻な健康被害をもたらす物質というのは山ほど存在しているはずだ。

加工食品に含まれている保存料は、ふつうに食事をしていても、一年間に5キロほど摂取することになるらしい。毎日髪や体を洗ったりするシャンプーや石鹸なんかはどうだろう?

考えたらキリがないけど、大半の日本人は、操作された情報を読み解けなくて、簡単に踊らされやすい人間がそろっているのは間違いない。

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