無料オンライン小説 COLOR 悪の誘い



 > トップ


悪の誘い

自宅に戻ると、すぐベッドに横になった。

今日は、本当にいろんな意味で疲れたな。

何もかも忘れて、早く眠りたい。

そう思い、ゆっくりと目を閉じた。

いつもなら、直ぐに眠りに落ちるのだが、今日は何処かおかしい。何度目を閉じても眠れない。

そりゃ〜、そうだよな。

何故なら、僕もタイゾウと同じように、死ぬほど金が欲しかったからだ。

しかし、犯罪には加担したくない。

タイゾウに比べ、僕の方が恐ろしい程、ペナルティーが高い。

まったく、貧乏人っていう人種は悲しいものだ。

基本的に金持ちは失敗しても、幾つものチャンスが待っている。


PR広告
Copyrights (C) 2005 COLOR. All Rights Reserved