無料オンライン小説 COLOR 人生は振り返るもんじゃないんだ!



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どういう意味だろう。よくわからないけど、なにか凄いものであったり、とてつもなくでかい物のことのように思えた。まあいいや。今はター坊との再会を喜ぶ時間だから。

それから、二人で料理を食べながら色々話した。

学生時代の事や今まで出会った女の子の事とか、楽しい晩餐だった。

食事を終えて、会計を済ませると、さっきのマダムが入り口のドアまで見送ってくれた。さっき彼女が言っていた「ライオン」の意味を聞いてみたかったけど、やっぱり聞き出せなかった。

「それじゃCDショップ回ってみようか」

「そうだったな。行ってみよう」

そういえば、仕事の話をするのをすっかり忘れていた。

「そうそう、仕事の話なんだけど、とりあえず見積もり出してプレゼンさせて貰うわ。メールでかまわないだろ?」

「うん、じゃあ見積もりが出来あがったら連絡ちょうだい、向こうの担当者と顔合わせして話を詰めよう」

何かギコチナイ感じだった。無理もない。しばらくぶりに会ったというのに、いきなり仕事の話になったんだから。それから、CDショップに行った。

ター坊は、あれこれ物色して10枚近くCDを購入した。ワインの酔いもあってか、ご満悦だった。


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