[携帯小説 COLOR]

→【オススメ】←
人気携帯サイト


しかも、かなり若いと思う。

おそらく、大学生くらいだろうか。

それにしても、顔と首がやたら痛い。暗くて分からないが、鼻血もかなり出ているようだ。

そして、また奥にあるドアに手を伸ばした。

今度は、中に入らずドアだけを押す様に開けた。

ドアの向こうから、明かりが漏れ、話し声が聞こえる。

若い男女が北京語らしき言葉で騒々しく争っている。

しばらくすると、1人だけ、こちらの部屋に向かってくる気配がした。

こちらの部屋に1人出て来たところで、青龍刀で叩きのめすと蹴り上げ、床に横たわった所を、思いっきり顔を踏みつけた。

事が終わり、中の様子をうかがうが、こちらの部屋へ来る気配がない。

意を決して中に踏み込むと、若い中国人らしき女が震えながら、こちらを見ていた。

事務所の中を見渡すと、中国マフィアというよりは、若い中国人不法滞在者達が、小遣い稼ぎをしているような感じだった。

「悪いが、俺の言う事を素直に聞いてくれ。聞いてくれるのなら、お前に手出しはしない。日本語分かるか?」

「ハイ、ワカリマシタ…」

女は、日本語で尋ねると片言ながら日本語で答えた。

続いて、個人情報が収められた記録メディアの事を問いただすと、机の上に置かれた、1台のデスクトップパソコンの方を指差した。

側には、外付けハードディスクやUSBメモリが散乱している。

女の顔見ながら青龍刀を振り上げ脅すと、奴はすぐに白状した。


[][HOME][]

携帯検索エンジン
→【i-word.jp】←


(C)COLOR