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ディスリスペクト

季節は過ぎ、真夏の厳しい日差しが照りつけるようになった。

僕は、相変わらず泰蔵の工場で働いている。

最近は、僅かだが車の事も分かり始めた。

今日も、昼まで仕事をすると、いつもの様に泰蔵を助手席に乗せ、僕の車でドミノバーガーに向かった。

車を、駐車場に止めると入店し、ハンバーガーセットを注文するといつもの席に座った。

僕らの座っている席からは、ちょうど表通りの辺りから駐車場までが見渡せる。

泰蔵とくだらない話をしていると駐車場に2台のガラの悪いスポーツカーが止まり、中から2人のチャラ男が出てきた。

どっかで、見た車だな。

そうだ、僕が美森に帰って来た時に、出会ったあいつらだ。

泰蔵に向かって小さな声で話した。

「泰蔵。あいつら、僕が美森に帰って来た時に事故を起こした奴らだ」

「え〜。どれ」

「あの、エグザイルの坊主みたいな奴と金髪ロン毛野郎だよ」


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