しばらく走ると、駅前のサウナ&カプセルホテル、極楽湯の前までたどり着いた。
僕らは、料金を支払い、タクシーから降りると、極楽湯の店内に入った。
京介の泥酔がひどい。館内の規則に引っかかって入館出来ない可能性があるので、ヤスオに3階のリラクゼーションルームに行き、京介をリクライニングシートに寝かせるように言った。
僕は、京介とヤスオが上に上がって行くのを見ると、彼らの分の受付も済ませ3階に上がった。
無論、少し怪しまれたが、ほんの少し酔いが回っている程度なので、見逃してもらった。
3階に上がると、京介は20台程あるリクライニングシートに横になっていた。
そして、その横のリクライニングシートにヤスオが寝転んでいた。
僕は、自販機でミネラルウォーターを購入すると、京介の横に行き、彼の体を少し起こすと、ミネラルウォーターを口に含ませた。
しばらく、すると京介が少し目を覚ました。
「京介、気分はどうだ」
「う〜ん。ちょっと、酔ったな。それより、ここどこ?」
「駅前の、極楽湯だよ」
「そうか、腹へってるとこにワイン飲んだから、急性アルコール中毒気味になったんだな…やばかった」
「それより、COLORプログラムが存在しそうな場所が分かったよ」 |
|